【株式市場】前場の日経平均は182円高、NY株の4日続伸など好感、一時3万6000円を回復

◆日経平均は3万5887円89銭(182円15銭高)、TOPIXは2655.23ポイント(27.20ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億5792万株

 4月28日(月)前場の東京株式市場は、NY株の全般4日続伸などを受けて半導体関連株や自動車、商社、海運株などが上げて始まり、日経平均は257円高で始まった後369円高(3万6075円)まで上げた。中盤から半導体関連株が軟化した一方、建設株や銀行株などは一段と上げ、日経平均は前引けにかけても上げ幅200円前後で推移した。豊田自動織機<6201>(東証プライム)が買い気配のままストップ高となり創業家による株式非公開化案の報道を材料視。トヨタ<7203>(東証プライム)は5%高。豊田が大株主の愛知鋼<5482>(東証プライム)は大幅増配なども加わり活況高となった。

 信越化<4063>(東証プライム)は発行株数の10%規模の自社株買いなど好感され急伸。アステラス製薬<4503>(東証プライム)は今期も大幅増益予想の3月決算など好感され急出直り。クリーク・アンド・リバー社<4763>(東証プライム)は東海東京証券系による投資判断の引き上げなどで出直り拡大。SEMITEC<6626>(東証スタンダード)は業績予想の大幅増額と発行株数の11%規模の自社株買いなど好感され急伸。錢高組<1811>(東証スタンダード)も業績予想の増額など好感され急出直り。クラスターテクノ<4240>(東証グロース)は業績予想の増額などで急伸しストップ高。ispace<9348>(東証グロース)はJAXAの基金事業に採択され急伸一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億5792万株、売買代金は2兆1281億円。東証プライム1635銘柄のうち、値上がり銘柄数は1091銘柄、値下がりは480銘柄。

 東証33業種別指数は28業種が値上がりし、海運、輸送用機器、銀行、建設、化学、電力ガス、卸売り、機械、鉄庫、小売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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