平和不動産が上場来の高値に進む、「資本コストや株価を意識した経営の更なる推進」など好感

■第3四半期決算は減収減益だが「計画通りの進捗」

 平和不動産<8803>(東証プライム)は2月3日、前日比変わらずで始まったあと次第高となり、6%高の4780円(255円高)まで上げて上場来の高値を2日続けて更新している。前取引日・31日の15時に第3四半期決算(2024年4~12月・累計/連結)を発表し、減収減益だったものの、物件売却益の年度計画を当初から前期を下回る見通しとしており、「計画通りの進捗」(決算補足資料より)とした。また、「資本コストや株価を意識した経営の更なる推進」も発表し、好感されている。

 東証の地主で、2024年12月に「日本橋兜町・茅場町 街づくりビジョン2040」を公表した。「資本コストや株価を意識した経営の更なる推進」では、PBR(純資産)に加え、P/NAV(1株当たり純資産額)を意識しながら、株価及び資本効率向上に向けた経営に取り組み、2024年度から26年度のROE目標として、株主資本コストを上回る7%以上に設定することなどを発表した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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