神鋼商事が3月末に株式3分割を実施、第3四半期決算は営業利益12.6%増加

(決算速報)

■鉄鋼ユニットは増収減益だがアルミ・銅ユニット、原料ユニットなど好調

 神鋼商事<8075>(東証プライム)は2月5日の正午過ぎに第3四半期決算(2024年4~12月・累計/連結)と株式分割などを発表し、株価は後場、急動意となった。6250円(210円高)まで上げる場面をみせて活況高となっている。

 株式分割は、投資単位当たりの金額を引き下げることにより、より投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大および株式の流動性の向上を図ることを目的として、2025年3月31日最終の株主名簿に記録された株主の所有普通株式1株につき、3株の割合をもって分割するとした。

 第3四半期決算(2024年4~12月・累計/連結)は、アルミ・銅ユニット、原料ユニットなどの部門が好調に推移し、連結売上高は4650億11百万円(前年同四半期比7.3%増)、営業利益は104億48百万円(同12.6%増)、経常利益は94億14百万円(同9.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は67億76百万円(同3.8%増)となった。

 鉄鋼ユニットの売上高は1949億6百万円(同四2.1%増)、利益は39億63百万円(同12.5%減)だったが、)アルミ・銅ユニットの売上高は1429億95百万円(同四11.2%増)となり、利益も23億52百万円(同104.0%増)だった。原料ユニットの売上高は616億96百万円(同四22.7%増)となり、利益は13億57百万円(同28.0%増)だった。

 3月通期(25年3月期)の連結業績予想は、24年11月に開示した前回予想を全体に据え置き、売上高は6230億円(前期比5.3%増)、営業利益は123億円(同7.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は81億円(同11.1%減)を継続した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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