【引け後のリリース】よみうりランドが集客好調などで業績予想を上方修正

引け後のリリース

■営業利益は新施設導入などで期初から減益を見込むが5割増額

 よみうりランド<9671>(東1・売買単位千株)は5日の大引け後、連結業績予想の増額修正を発表し、2016年3月通期の予想を売上高は従来予想を3.7%増額して176.65億円の見込み(前期比では2.9%増)とし、1株利益は43%増額して13円26銭の見込みとした。

 今期は新アトラクション施設の導入にともなう先行投資や償却負担などにより、期初から大幅な減益を見込んでいるが、営業利益は同じく54.9%増額して11.17億円の見込み(同50.9%減)とした。発表によると、遊園地部門で集客が好調だったことや、不動産部門で販売用地の分譲が増加したことなどにより売上高が増加し、利益率の向上や経費削減に努めた。

 5日の株価終値は409円(1円安)。増額後の予想1株利益13円26銭からみたPERは30.8倍になり、たとえば東京ドーム(9681)の同19倍台との比較では割高になるが、やや長期視点でみても2014年5月の下値378円、15年8月の下値372円を安値に反騰しているため、400円前後は下値圏の「地相場」と見ることができそうだ。

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