画像認識AIでニキビの原因菌を可視化!ライオンと東京電機大学が新技術を開発

■従来の紫外線装置不要!スマホカメラでアクネ菌を可視化する技術を実現

 ライオン<4912>(東証プライム)と東京電機大学は2月19日、画像認識AIを活用してニキビの原因菌「アクネ菌」を可視化する新技術を開発したと発表。従来の紫外線装置を用いず、自然光のもとで撮影した顔画像をAI解析することで、アクネ菌の代謝産物を検出できる。この技術により、一般的なスマートフォンカメラを用いた肌状態のチェックが可能となる。

 ニキビは皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まり、アクネ菌の増殖によって引き起こされる。現在、一部の医療機関やサロンでは特殊な紫外線装置でアクネ菌を可視化し、治療に役立てている。しかし、紫外線照射への抵抗感や専用設備の必要性が課題だった。そこで、ライオンは東京電機大学と共同で、AI技術を活用した自然光によるアクネ菌可視化技術を開発。これにより、手軽にニキビの予防やスキンケアの効果を確認できるようになった。

 同技術は、スマートフォンを活用した生活習慣管理にも応用可能で、睡眠・食事・運動などのデータと連携させることで、個人ごとに最適なニキビ予防策を提案することが期待されている。ライオンは今後、スマホアプリと連携したサービスの提供を目指し、より効果的なニキビケアをサポートしていく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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