【株式市場】前場の日経平均は1428円安、円高やNY株大幅安など受け今年最大級の下げ幅に

◆日経平均は3万5691円52銭(1428円81銭安)、TOPIXは2667.38ポイント(89.87ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億8204万株、

 3月31日(月)前場の東京株式市場は、「トランプ関税」の発動が4月2日に迫り、前週末のNYダウ700ドル安、為替の円高も加わり、日経平均は680円安で始まり午前9時半頃には1545円72銭安(3万5574円61銭)まで急落した。その後は下げ渋り前引けまで一進一退を続けた。下げ幅は今年最大で、24年9月30日の1910円安以来。3万6000円割れは取引時間中としては今年3月11日以来で、大引けも3万6000円を割れば2024年9月11日以来になる。

 中で、ニトリHD<9843>(東証プライム)や不二製油G<2607>(東証プライム)が円高など好感されて逆行高。養命酒<2540>(東証プライム)も反発し「トランプ関税」の影響の少ない銘柄とされ大株主の交代も材料視。レオクラン<7681>(東証スタンダード)は芙蓉総合リースと肥後銀による九州に特化した医療・介護法人向けファンド設立報道など好感され一段高。BTM<5247>(東証グロース)は2日連続ストップ高となり事業譲受によるAI事業の強化や3月末基準日の株式分割など材料視。LeTech<3497>(東証グロース)は住友林業<1911>(東証プライム)によるTOB(公開買付)で急伸。トプコン<7732>(東証プライム)は米投資ファンドKKRなどによるMBO(経営側が行う買収)で急伸。

 新規上場のジグザグ<340A>(東証グロース)は2030円(公開価格1500円の35%高)で初値をつけ2199円(同47%高)まで上げ、前引けは2166円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は9億8204万株、売買代金は2兆1624億円。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は43銘柄、値下がり銘柄数は1581銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種が値下がりし、下落率の大きい業種は、石油石炭、非鉄金属、保険、その他製品、などとなっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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