ベステラが戻り高値を更新、解体工事で「ベステラは高炉総取り」とされ注目再燃

■日本製鉄の高炉「特に呉地区は3基すべてをベステラが請け負い」

 ベステラ<1433>(東証プライム)は4月1日、急反発となり、後場寄り後は一段と上げて7%高の1041円(70円高)をつけ、約3週間ぶりに戻り高値を更新している。独自のプラント解体工法を擁する解体マネジメント企業で、「中堅中小、増える解体工事に勝機、ベステラは高炉総取り」(日経電子版3月31日)と伝えられて注目の強まる相場になっている。

 報道によると、「1960~80年代の経済成長期に建てられた工場やインフラの老朽化を受け、解体作業を手掛ける中堅・中小企業が成長し」「ベステラは日本製鉄から高炉の解体を受注した」「特に呉地区は3基の高炉すべてをベステラが請け負い、注目を集めた」。このところは、JFEホールディングス<5411>(東証プライム)の川崎市の高炉跡地に巨大データセンターの建設が伝えられるなど、大型プラント設備を巡る事業転換の動きも伝えられており、注目度は強いようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る