日本製鉄が11%高、「USスチール買収巡り再審査」と伝えられ昨日の急落を上回る

■「トランプ関税」についても日米首脳の電話会談を受け「交渉」に期待

 日本製鉄<5401>(東証プライム)は4月8日、急反発となり、取引開始後に11%高の3031.0円(288.5円高)まで上げ、昨7日の7%安(208.0円安の2742.5円)を上回っている。「トランプ氏、日鉄のUSスチール買収巡り再審査を指示、承認検討か」(ロイターニュース4月8日午前6:55)と伝えられており、USスチールの買収承認に向けて期待が再燃した。

 また、「トランプ関税」についても、「日米首脳が電話会談、関税協議開始へ-日本は優先的対応と米財務長官」(ブルームバーグニュース4月7日22:06)と伝えられており、鉄鋼会社にとって逆風が緩和される期待が出ている。

 同社株を巡っては、USスチール買収の難航に「トランプ関税」が加わり、3月下旬の3400円台から2割超の下げとなってきた。このため、まずは自律反騰だろうがどこまで戻せるかに注目したいといった見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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