ネットワークバリューコンポネンツの第3四半期の営業利益、経常利益は共に大幅増益

■第3四半期累計期間の売上高が順調であったことから、通期連結売上高予想を上方修正

 ネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)の第3四半期連結業績は、営業利益、経常利益共に大幅増益となった。

 15年12月期第3四半期連結業績は、売上高26億23百万円(前年同期比14.7%増)、営業利益1億04百万円(同44.0%増)、経常利益87百万円(同57.5%増)、純利益57百万円(同1.0%減)であった。

 ネットワークソリューション事業は、セキュリティや無線LAN関連を中心に堅調に推移し、ネットワークサービス事業も、保守やマネージドVPN等の自社サービスが堅調に推移したことで、2ケタの増収となった。

 利益面については、販売価格の調整等の施策を推進し売上総利益率の改善が進んでいる。一方、営業利益及び経常利益は、のれん償却費を始めとした販売費及び一般管理費の減少に大幅増益となった。最終利益については、前期にあった投資有価証券売却益が今期はなかったことから減益となった。

 通期連結業績予想については、第3四半期累計期間の売上高が順調であったことから、当初予想を上回る見込み。利益面では、子会社イノコスの利益計画が未達の影響により前回予想を下回ることで、通期業績の修正を発表した。

 15年12月期通期連結業績予想は、売上高は前回予想を3億82百万円上回る34億64百万円(前期比20.2%増)、営業利益は10百万円下回る1億65百万円(同489.3%増)、経常利益は15百万円下回る1億42百万円(前期08百万円)、純利益は06百万円上回る96百万円(前期比45.5%増)と大幅増収増益を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る