マルマエは15%高の後も上げ幅を保つ、業績の回復目立ち全体相場の回復とともに注目再燃

■高純度アルミ精製企業をグループ化し半導体製造装置部品の高度化など期待

 マルマエ<6264>(東証プライム)は4月10日、再び大きく出直る相場となり、15%高の1140円(148円高)で始まった後も上げ幅100円台で売買され、4日ぶりに1100円台を回復している。半導体製造装置の心臓部にあたる真空パーツなどを開発製造し、4月4日に発表した第2四半期決算(2024年9月~25年2月・累計)は、顧客の過剰在庫が解消傾向になってきたことなどにより各利益とも前年同期比で黒字に転換した。このところの株価は、全体相場の急落に押される形で調整色が強まっていたが、全体相場の急反騰とともに高業績が見直される形になっている。

 第2四半期累計期間は、半導体分野で停滞の原因となっていた顧客の過剰在庫に解消の傾向が強まり、新規顧客からの注文も順調に推移、とした。4月8日には、高純度アルミ精製などを行うKMアルミニウム株式会社(福岡県)の株式取得の完了を発表。高純度素材の内製化が進む効果に期待が強まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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