【引け後のリリース】IHIが世界初の「補機専用」の革新的な舶用過給機

引け後のリリース

■従来は船舶の主機用と補機用の区別がなかったが最適化を図る

 IHI<7013>(東1・売買単位千株)は7日、産業ロボットの世界的大手として知られるABBグループでディーゼルエンジン用過給機などを担うグローバル企業ABB Turbo Systems Ltd.(スイス)と共同で,世界初の舶用補機専用の革新的な過給機(Marine Auxiliary Power,以下「MXP」)を開発したと発表した。7日の株価終値は278円(11円高)だった。

 発表によると、「MXP」は、出力2000kW以下の発電用の舶用補機に特化して開発した補機専用の過給機で,舶用補機特有の使用条件にマッチした性能特性と、低質油焚きに対応した高い信頼性を有し、IMOの2次規制適合エンジンに対応しており、中小型船から大型のコンテナ船・バルカー・タンカーまで、どのような船種にも搭載可能。従来の舶用過給機は、船舶の主機用と補機用の区別がなく、主機に合わせた特性も有しているが、「MXP」は、補機に合わせた容量範囲と,発電に最も多く使用される負荷領域(出力)で最も過給性能を発揮するよう最適化を図った革新的な製品になるとした。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る