【株式市場】日経平均は1023円安、急反落だが後場持ち直す銘柄が増え底堅い

◆日経平均は3万3585円58銭(1023円42銭安)、TOPIXは2466.91ポイント(72.49ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は24億3540万株
 
 4月11日(金)後場の東京株式市場は、円相場が1ドル143円と142円の境目を出入りしながら高止まりしたものの、中国の景気対策への期待などで持ち直す銘柄が増え、日経平均は前引けから100円超持ち直して1333円安で始まった。資生堂<4911>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)がジリジリ持ち直し、トヨタ<7203>(東証プライム)や川崎重工<7012>(東証プライム)なども持ち直し、日経平均は反落だが前場の一時1982円安(3万2626円)から900円以上の値戻しとなった。

 後場は、技研製<6289>(東証プライム)が一段ジリ高となり自社株買いと増配など好感。わらべや日洋HD<2918>(東証プライム)も一段ジリ高となり2月決算と今期予想など好感。アサカ理研<5724>(東証スタンダード)はNY金相場の急反発最高値など好感され一段高。ケイファーマ<4896>(東証グロース)も一段と上げiPS細胞培養による再生医療の進展に期待。QPS研<5595>(東証グロース)も一段と上げ小型SAR衛星の実証事業の落札や米スペースX社とKDDIの連携など材料視。

 東証プライム市場の出来高概算は24億3540万株(前引けは11億668万株)、売買代金は5兆4413億円(同2兆5195億円)。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は501(前引けは107)銘柄、値下がり銘柄数は1100(同1516)銘柄。

 東証33業種別指数は前引けに続き全33業種が値下がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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