【株式市場】日経平均は大幅反発し新規上場のイトクロは好発進

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万522円83銭(219円92銭高)、TOPIXは1647.21ポイント(13.27ポイント高)、出来高概算(東証1部)は25億9842万株

チャート15 30日後場の東京株式市場は、為替が対ドルで124円台に入る円安再燃となったが、12時30分に四半期決算を発表した富士通<6702>(東1)が下げるなど、主力株の一角に不穏な動きがあり、日経平均は前場の高値2万583円57銭(280円66銭高)を抜けずに一進一退となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は小安い。

 ただ、13時に四半期決算を発表したマツダ<7261>(東1)や13時30分に四半期決算を発表した住友商事<8053>(東1)などは発表後に一段高となり、14時に発表したJFEホールディングス<5411>(東1)カーリットホールディングス<4275>(東1)、14時30分に発表したアルビス<7475>(東1)などは上値を追った。クラウドシステムのコラボス<3908>(東マ)は従業員まで対象とする新株予約権の発行などが材料視されてストップ高。

 本日新規上場のイトクロ<6049>(東マ、売買単位100株)は学習塾や家庭教師に関するクチコミサイトの運営などを行い、公開価格は1930円。9時6分に2010円で初値が付き、その後は前場2080円まで上げ、後場は1830円まで調整して大引けは1865円。好調なスタートとなった。

 東証1部の出来高概算は25億9842万株(前引けは12億2375万株)、売買代金は増加して3兆1786億円(同1兆4476億円)。1部上場1889銘柄のうち、値上がり銘柄数は1127(同1256)銘柄、値下がり銘柄数は644(同516)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、証券・商品先物、ゴム製品、石油・石炭、鉱業、非鉄金属、その他製品、卸売り、などとなった。

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