【株式市場】北朝鮮を巡る憶測が錯綜し日経平均は伸び切れないが堅調で2日続伸

株式

◆日経平均の終値は1万8418円59銭(63円33銭高)、TOPIXは1471.53ポイント(5.84ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億7522万株

■新規上場の旅工房は買い気配のまま上限に達し公開価格の2.3倍。

チャート13 18日後場の東京株式市場は、中国と北朝鮮の密約による核実験回避の見方や北朝鮮の体制転換を目論む動きの存在などが言われ、再び模様ながめ気分が強まったが、前引けにかけて軟調だったファナック<6954>(東1)が再びジリ高基調に転じるなど強い銘柄が少なくなく、日経平均は13時前の7円47銭高(1万8362円73銭)を下値に堅調に推移した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均などはそろって高い。

 後場は、ボルテージ<3639>(東1)が新作ゲームへの期待などで一段高となり、シャープ<6753>(東2)は東芝の半導体事業売却に応札の観測が言われて一段強調。メディア工房<3815>(東マ)は自社株買いなどが好感されてストップ高。ケアサービス<2425>(JQS)は信用規制の解除などが好感されて急伸。

 18日、新規上場の旅工房<6548>(東マ・売買単位100株)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは公開価格1370円の2.3倍の3155円。気配値のまま上げる場合の本日の上限に達した。

 東証1部の出来高概算は15億7522万株(前引けは8億969万株)、売買代金は1兆7745億円(同8722億円)。1部上場2015銘柄のうち、値上がり銘柄数は1494(同1490)銘柄、値下がり銘柄数は415(同413)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他金融、銀行、パルプ・紙、倉庫・運輸、金属製品、その他製品、ガラス・土石、電力・ガス、証券・商品先物、海運、情報・通信、などだった。(HC)

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