LIXIL、世界初の室内設置型太陽光発電「PVロールスクリーン」受注開始

■関東から展開、LIXILが脱炭素化とレジリエンス強化を加速

 LIXIL<5938>(東証プライム)は4月14日、世界で初めて室内側から窓に設置可能なロールスクリーン型太陽光発電設備「PVロールスクリーンシステム」の受注を2025年6月から開始すると発表。このシステムは、遮光性やプライバシー保護といった従来のロールスクリーンの機能に加え、発電・給電性能、断熱性の向上、視界の調整機能などを兼ね備えている。特に既築ビルでの後付け設置を可能とし、BIPV(建材一体型太陽光発電)の課題であった設置制限を克服するもので、脱炭素社会の実現やレジリエンス強化に貢献する革新的なソリューションである。

 同製品は、2022年・23年にNEDO助成事業の支援を受けて開発され、福岡県宗像市との実証実験や自社施設での検証を経て、製品化に向けた準備を進めてきた。既存の窓に電気工事不要で取り付けが可能であることから、省エネ効果や災害時の非常用電源としての活用が期待される。最大でスマートフォン9台分またはノートPC3台分の発電が可能であり、日常利用から緊急時まで幅広く機能する。

 「PVロールスクリーンシステム」は、「令和6年度気候変動アクション環境大臣表彰」大賞や「2024年度グッドデザイン賞」などの受賞歴を持ち、技術性とデザイン性の両面で高い評価を得ている。今後は関東地域を皮切りに受注を進め、全国への展開も見据えている。LIXILは引き続き持続可能な社会づくりに貢献すべく、建材分野における新技術の社会実装を推進していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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