【どう見るこの株】Smile Holdingsはビジネスモデル転換の中期計画上方修正を見直し反発

どう見るこの株

 Smile Holdings<7084>(東証グロース)は、前日15日に12円高の1235円と変わらずを挟み3営業日ぶり反発して引け、今年4月10日につけた配当権利落ち後安値1070円から出直る動きを強めた。同社株は、今年5月13日に3月期決算の発表を予定し、期中に2回上方修正された2025年3月期業績に続き、次期2026年3月期業績も、ビジネスモデル転換で目標業績を上方修正した中期経営計画から推定して続伸が有力として売られ過ぎ修正買いが再燃した。そのビジネスモデル転換の新事業では、国際教育事業のキッズ・ガーデンや産後ケアサービス事業の関連施設の開設が進んでいることも、フォローの材料視されている。

■新事業の積極展開で総合パーソナルサービス会社にビジネスモデル転換

 同社は、認可保育園を展開する幼児教育サービス会社から総合パーソナルサービス会社へビジネスモデルを転換し4つの挑戦をするために中期経営計画を推進中である。業績は、認可施設開設や開設補助金などが寄与して好調で、前中期計画の目標業績を1期~3期前倒しで達成し、新事業を積極展開する新たな中期経営計画を策定し、目標業績を上方修正した。2030年3月期業績は、売り上げを200億円から220億円、営業利益を10億5000万円から21億円、経常利益を10億円から20億円に引き上げ、純利益を13億円としたもので、年平均成長率は、売り上げで9.4%、営業利益で59.3%、経常利益で51.0%、純利益で62.1%と想定している。5月15日の決算発表では、2回上方修正された2025年3月期の着地業績とともに次期2026年3月期の業績ガイダンスが注目されることになる。

 この新事業のうち、国際教育事業では昨年10月にグローバルスクール吉祥寺園が開設して2施設となり、プレミア教育サービス事業では、「麻布台ヒルズ キッズガーデン」の開設を進め、産後ケアサービス事業でも、前期から先送りした関連施設を開設し2026年3月期の売り上げは6億円、営業利益は1億5200万円、施設は2カ所を見込み、2030年3月期には売り上げ80億円、営業利益20億円、施設16カ所を目標にしている。また株主還元策でも、配当性向をDOE(株主資本配当率)4~5%、EBITDA(営業利益+減価償却費)性向25~35%と取締役会決議したことから前期の年間95円の初配当に続く積極的な還元策が期待される。

■年初来高値調整幅の3分の1戻しからPBR0.6倍の修正で半値戻し、全値戻し

 株価は、今年2月の初配当発表を歓迎してストップ高を2日続けて年初来来高値1723円まで91%高と短期でほぼ倍化した。同高値後は、配当権利落ちに世界同時株安が重なって直近安値1070円まで売られ、下げ過ぎとしてリバウンドし、年初来高値から同安値への調整幅の3分の1戻し目前となっている。PBRは0.63倍とまだ割り負け水準にあり、3分の1戻しから半値戻し、全値戻しを目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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