【どう見るこの株】セキチューは冬物需要に期待高まる、ミニGC示現で上昇トレンド転換

■2Q伸び悩み業績を織り込み厳冬需要を先取って続伸

 セキチュー<9976>(東証スタンダード)は、前日20日に4円高の1173円と続伸して引けた。同社株は、今年9月25日に発表した今2025年2月期第2四半期(2024年2月~8月期、2Q)累計業績が、連続減益と伸び悩んで着地したことから1100円台で下値を固める動きを続けてきたが、足元で気温が低下し真冬型の天気が続いていることを手掛かりに、2Q伸び悩み業績はほぼ織り込み済みとして、冬物商品の需要拡大を先取りするシーズンストック買いが増勢となった。テクニカル的にも、この下値からの動意で5日移動平均線が、25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現して上昇トレンド転換を示唆しており、フォローの材料視されている。

■沼田恩田店改装、デジタルツール活用などで2Q売り上げは増収転換

 同社の今期2Q累計業績は、売り上げ156億5300万円(前年同期比1.7%増)、営業利益4億2600万円(同29.7%減)、経常利益4億5300万円(同29.1%減)、純利益3億5100万円(同20.3%減)となった。沼田恩田店を改装し品揃え・価格を強化するとともにデジタルツールの活用を進め、DIY部門の売り上げは、ペット部門、リフォーム部門が好調に推移し82億4200万円(同0.1%増)、家庭用品部門の売り上げも42億4500万円(同1.3%増)、カー用品・自転車・レジャー部門の売り上げも24億8000万円(同6.8%増)となったが、物価上昇を背景に商品仕入れ価格が高騰し、水道光熱費など販売管理費が増加したことなどが要因となった。

 今2月期通期業績は、期初予想を据え置き売り上げ300億円(前期比1.3%減)、営業利益5億円(同31.5%減)、経常利益5億5000万円(同31.0%減)、純利益3億5000万円(同31.5%減)と見込んでいる。ただ足元の気温は、気象庁が11月19日に発表した12月から来年2月までの「3か月予報」では、平年並みの気温と予想しているものの、10度を下回る真冬並みで冷たい雨も降っており、この皮膚感覚からは厳冬到来への警戒感を強め、暖房用品、除雪商品、冬用タイヤなどに厳冬需要発生も期待されるところで、今後の業績寄与が注目されることになる。

■ミニGC示現で上昇トレンド転換を示唆し年初来高値奪回を目指す

 株価は、これまで決算発表期待で高値をつけ伸び悩み業績発表で下値を確認する動きを続けてきた。今年8月には、日経平均株価が過去最大の下落幅となる全般急落相場の波及で年初来安値1076円と調整し、売られ過ぎとしてリバウンドし1287円まで買われたが、2Q伸び悩み業績に反応して1132円と再調整し、気温低下とともに出直り、5日線が25日線を上抜くミニGCを示現して上昇トレンド転換を示唆した。PERは18.0倍と市場平均をやや上回るが、PBRは0.57倍と割り負けており、9月の戻り高値1287円を上抜いて弾みをつけ年初来高値1325円奪回を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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