【株式市場】前場の日経平均は251円安、17日からの日米関税協議での円高を懸念

◆日経平均は3万4016円31銭(251円23銭安)、TOPIXは2498.69ポイント(14.66ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は少な目で6億8761万株

 4月16日(水)前場の東京株式市場は、トランプ関税を巡り17日に始まる日米協議で「円安是正」が持ち出される可能性などが言われ、円高を警戒。日本航空<9201>(東証プライム)など円高が追い風の銘柄は高かったが、日経平均は朝寄り直後の61円高(3万4329円)を次第安となり、前引けにかけて一時260円安(3万4006円)まで下押した。鹿島<1812>(東証プライム)などの建設株が上げ、良品計画<7453>(東証プライム)、しまむら<8227>(東証プライム)などもしっかり。

 日本調剤<3341>(東証プライム)が2日続けて急伸しドラッグストア業界に再編の動きがあることやMBO(経営側に買収)の観測などで思惑買い活発。クリ・レス・HD<3387>(東証プライム)は2月決算と今期予想、円高期待などで一段高。ヤマザキ<6147>(東証スタンダード)は一時急伸して連日上値を試しトランプ関税を巡る17日からの協議に期待。プロディライト<5580>(東証グロース)は株主優待の導入など連日好感され2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は少な目で6億8761万株、売買代金は1兆6705億円。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は581銘柄、値下がり銘柄数は992銘柄。

 東証33業種別指数は9業種が値上がりし、空運、建設、パルプ紙、倉庫運輸、ゴム製品、小売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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