「ドン・キホーテ」などのPPIHは上場来高値に向けて出直る、備蓄米の随意契約に応募とされ注目強まる

■「5キロ2000円」、徹底したディスカウント店のため呼び水効果への期待も

 「ドン・キホーテ」などを運営するPPIH(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)<7532>(東証プライム)は5月27日、4664円(34円高)まで上げた後も堅調に売買され、約2週間前につけた実質的な上場来の高値4737円(2025年5月15日)に向けて出直っている。コメ高騰を受けて実施される備蓄米の随意契約による売り渡しに「19社申し込み…6月1週目に店頭に並ぶ可能性」(読売新聞オンライン5月27日昼)と伝えられた中で、同社も申し込んだとされ、注目されている。「ドン・キホーテ」は徹底したディスカウント店のため、備蓄米では利益が出なくても商売自体の呼び水としての効果が大との見方が出ている。

 このところの株価は、5月14日に開示した第3四半期の「セルサイドアナリスト向けスモールミーティング質疑応答要旨」を受けて最高値に進んだ。質問の中には、北米事業について上期に下方修正した点について、北米事業は上期に営業利益を40億円の下方修正したが、この40億円に対し15億円程度上振れる予定とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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