カルビー、働き方改革でハイブリッド勤務を本格導入、出社とモバイルワークを組み合わせた新しい働き方

■スマートワーク導入で場所に縛られない勤務が可能に

 カルビー<2229>(東証プライム)は6月10日、ニューノーマル導入から5年を経た現在、オフィス勤務者の働き方を刷新し、『カルビーハイブリッドワーク』を2025年5月1日から本格始動したと発表。これは、モバイルワークと出社を柔軟に組み合わせ、時間と場所を自律的に選択する働き方であり、社員の多様なライフスタイルに対応することを目的としている。同時に、本社オフィスの791.73平方メートルの増床や、社員申請型の遠隔勤務制度「スマートワーク」も本格導入し、多様性を重視した全員活躍の職場環境づくりを加速させている。

 同社は2014年に在宅勤務制度、2017年にはモバイルワーク制度を導入し、2020年には「Calbee New Workstyle」を標準化してきた。アフターコロナにおける出社回帰やリアルな対話の価値を再評価し、今回のハイブリッド型への移行を決断した。出社が必要とされる場面では上司が判断し、チームでの実りある対話を推奨する一方で、社員は働く場所と時間を自ら設計することが求められる。

 さらに、交通費支給制度の見直しにより、従来の定期券支給から出社日数ごとの実費支給へと変更され、実際の出社状況に即した制度設計がなされた。スマートワークでは、社員が所属拠点に縛られることなく、出張先や最寄りの事業所を勤務地とできるため、業務効率と柔軟性を両立できる。カルビーは今後も、働き方の進化を通じて、社員の自律と多様性を支える環境整備を継続する方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部・インベストメントナビゲーター)

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