コンヴァノが再び一段高、大幅増益決算などに続きホールディングス体制への期待も材料視

■株主提案に関する書面も受領、思惑や憶測が拡大

 コンヴァノ<6574>(東証グロース)は6月10日、再び一段高となり、17%高の6420円(950円高)まで上げて約1週間ぶりに上場来の高値を更新し、後場寄り後も上げ幅900円前後で強い値動きとなっている。5月中旬に予想を大幅に上回る3月決算を発表してから上げピッチを強め、下旬には「株主提案に関する書面受領のお知らせ」を発表し、思惑や憶測が拡大。直近は6月9日に「持株会社体制への移行に関する検討開始」などを発表し、効率経営への期待が強まる相場になっている。

 持株会社(ホールディングス)体制については、今後、ネイル事業(FASTNAIL)を含む事業子会社群(株式会社コンヴァノコンサルティング、株式会社シンクスヘルスケア、虎ノ門キャピタル株式会社ほか)は、日本国内における安定的なキャッシュフロー創出を担う。一方、本社持株会社は、資産運用、為替リスク管理および非円建て資産管理を統括し、インフレ耐性と資産防衛を重視した司令塔機能を強化する、などとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部・インベストメントナビゲーター)

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