大東建託が選択定年制を導入、定年を最大65歳に、社員が自ら定年を選択

■60歳以上の管理職に評価基準導入、組織活性化を図る

 大東建託<1878>(東証プライム)は6月20日、2026年4月から社員の定年を現行の60歳から65歳へと引き上げる「選択定年制」を導入すると発表した。これにより社員は、60歳から65歳の間で自身の定年年齢を選べるようになり、給与や昇格機会は60歳までと同水準で維持される。定年後の雇用も、正社員相当の「マイスター」や、職責を限定した「シニア」など多様な選択肢が用意されている。

 制度改定では、社員が57歳時に希望する定年年齢を申告し、59歳時に最終確認を経て決定される。また、60歳以上の管理職については役職継続のための新基準を設定し、直近2回の人事評価が平均以上であることが求められる。これにより組織の活性化と、次世代人材の昇格機会確保を図る。

 さらに、同社はシニア層の多様な働き方支援として、短縮勤務制度や介護事業グループ会社への転籍制度も導入済みである。今後もシニア社員の活躍推進と人的資本経営の強化を進めていく構えだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る