【株式市場】日経平均は566円高で4日続伸、5か月ぶりに4万円台を回復し終値で年初来の高値を更新

◆日経平均は4万150円79銭(566円21銭高)、TOPIXは2840.54ポイント(35.85ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は22億84万株

 6月27日(金)後場の東京株式市場は、前場活況高の半導体関連株に上げ一服の銘柄が見受けられた一方、日本航空<9201>(東証プライム)とANAホールディングス<9202>(東証プライム)が中盤にかけて一段と上げ、北米での稼ぎが大きい任天堂<7974>(東証プライム)やSUBARU<7270>(東証プライム)も一段高となった。外国人投資家の買いが6月第3週(20日までの週)までで12週連続買い越したにもかかわらず、さらに継続しているとの観測があり、日経平均は後場寄り後に前場の高値を上回り683円26銭高(4万267円84銭)まで上昇、終値で今年1月7日以来の4万円台を回復し、引け値ベースで年初来の高値を更新した。

 後場は、外国人買いが以前活発とされて大和証券G本社<8601>(東証プライム)や野村HD<8604>(東証プライム)が一段と上げ、中盤に業績予想の増額を発表した亀田製菓<2220>(東証プライム)は急伸。マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は一時3日ぶりに高値を更新し保有不動産の値上がり益などに注目強い様子。ナイル<5618>(東証グロース)はAI によるコンテンツ制作代行サービスの機能向上などで大引けまでストップ高買い気配。ベガコーポ<3542>(東証グロース)は東京都で2店目の家具・雑貨ブランドの実店舗解説など材料視され一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は22億84万株(前引けは9億3457万株)、売買代金は5兆9222億円(同2兆8030億円)。プライム上場1627銘柄のうち、値上がり銘柄数は1183(前引けは1023)銘柄、値下がり銘柄数は921(同524)銘柄。

 東証33業種別指数は29業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位は、非鉄金属、輸送用機器、証券商品先物、電気機器、機械、サービス、その他製品、鉄鋼、情報通信、空運、化学、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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