日本エンタープライズ、26年5月期大幅増収増益予想、コンテンツサービスやキッティング支援が拡大へ

 日本エンタープライズ<4829>(東証スタンダード)は7月11日に25年5月期連結業績を発表した。減収・大幅減益だった。システム開発サービスの回復遅れのほか、定額制コンテンツ運営管理費や人件費の増加なども影響した。ただし26年5月期は大幅増収増益予想としている。コンテンツサービスやキッティング支援などの拡大を見込んでいる。積極的な事業展開で収益回復を期待したい。株価は戻り一服となってモミ合う形だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■25年5月期大幅減益だが、26年5月期は大幅増収増益予想

 25年5月期の連結業績は売上高が前期比5.4%減の44億42百万円、営業利益が74.4%減の67百万円、経常利益が68.0%減の89百万円、親会社株主帰属当期純利益が89.6%減の21百万円だった。配当は前期と同額の3円(期末一括)とした。配当性向は535.7%となる。

 減収・大幅減益だった。システム開発サービスの回復遅れのほか、定額制コンテンツ運営管理費や人件費の増加なども影響した。

 クリエーション事業(一般消費者向けコンテンツサービス、法人向けビジネスサポートサービス等)は、売上高が1.1%増の17億99百万円、営業利益(全社費用等調整前)が20.0%減の3億68百万円だった。一般消費者向けコンテンツサービスは月額コンテンツがプロモーション強化で増加に転じたほか、通信キャリアの定額制コンテンツが販促強化や新タイトル投入などの効果で増収となったが、法人向けビジネスサポートサービスはキッティング支援(代行サービス)などが減収だった。

 ソリューション事業(法人向けシステム受託開発・運用等)は、売上高が9.4%減の26億42百万円、営業利益が26.5%減の2億75百万円だった。人手不足問題にマッチした業務支援サービスが増収だったが、システム開発サービスの回復が遅れた。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が10億69百万円で営業利益が1百万円、第2四半期は売上高が10億85百万円で営業利益が11百万円、第3四半期は売上高が11億09百万円で営業利益が23百万円、第4四半期は売上高が11億79百万円で営業利益が32百万円だった。

 26年5月期の連結業績予想は売上高が前期比20.0%増の53億30百万円、営業利益が3.5倍の2億40百万円、経常利益が2.8倍の2億50百万円、親会社株主帰属当期純利益が7.1倍の1億55百万円としている。配当予想は前期と同額の3円(期末一括)としている。予想配当性向は74.6%となる。

 クリエーション事業ではコンテンツサービスやキッティング支援などの拡大、ソリューション事業ではシステム開発サービスの復調などを見込んでいる。積極的な事業展開で収益回復を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は戻り一服となってモミ合う形だが、調整一巡して出直りを期待したい。7月11日の終値は119円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS4円02銭で算出)は約30倍、今期予想配当利回り(会社予想の3円で算出)は約2.5%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS122円87銭で算出)は約1.0倍、そして時価総額は約46億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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