【株式市場】日経平均は323円安となり3日続落、米中関税協議や米FOMCなどあり個別物色

◆日経平均は4万674円55銭(323円72銭安)、TOPIXは2908.64ポイント(22.09ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は16億740万株

 7月29日(火)後場の東京株式市場は、自動車株の中に一段軟化する銘柄が複数見受けられ、大手商社株にも一段軟化する銘柄があり総じて軟調に推移、四半期決算と自社株買いが好感され前場活況高の日本車輌<7102>(東証プライム)は一進一退など、全般は見送りムードとなった。米中関税協議や米金融政策会合(FOMC:29、30日)などが気になる様子。中で、良品計画<7453>(東証プライム)が一段と上げ、13時に四半期決算を発表した清水建設<1803>(東証プライム)は急伸。日経平均は14時半頃まで一段弱もみあいを続け、大引けは多少持ち直したが3日続落となった。

 群馬銀行<8334>(東証プライム)が正午の四半期決算発表を受け一段水準を上げて推移。第一工業製薬<4461>(東証プライム)は15時過ぎから急伸し四半期決算と業績予想の増額修正に急反応。メタウォーター<9551>(東証プライム)は一段強含んで続伸幅を広げ前週末発表の第1四半期決算の高進ちょく率など好感。unbanked(旧・第一商品)<8746>(東証スタンダード)は大引けにかけて一段と上げてストップ高となりクラウドファンディング会社の子会社化を連日材料視。VERITAS IN<130A>(東証グロース)は特許取得など材料視され前後場とも買い気配のまま大引けでストップ高。モビルス<4370>(東証グロース)は25日アップした決算説明動画と書き起しで再評価と動意活発。

 東証プライム市場の出来高概算は16億740万株(前引けは7億7700万株)、売買代金は4兆91億円(同1兆8926億円)。プライム上場1625銘柄のうち、値上がり銘柄数は585(前引けは366)銘柄、値下がり銘柄数は970(同1156)銘柄。

 東証33業種別指数は7業種(前引けは3業種)の値上がりにとどまり、値上がりした業種は、鉱業、石油石炭、サービス、非鉄金属、倉庫運輸、情報通信、医薬品となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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