【株式市場】円高など影響し日経平均は一時298円安だが好決算銘柄や材料株は強い

株式

◆日経平均の終値は1万6465円40銭(218円53銭安)、TOPIXは1330.77ポイント(18.45ポイント安)、出来高概算(東証1部)は16億4382万株

チャート9 9月28日(水)の東京株式市場は、欧州の金融システム不安などによるユーロ安・ドル安・円高基調などが影響し、トヨタ自動車<7203>(東1)などが前後場とも軟調に推移したほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などの大手銀行株も軟調に推移。日経平均は10時30分頃に一時298円90銭安(1万6385円03銭)まで下押した。後場はこの安値を割らずに一進一退を続けたが、昨日の139円高から急反落。一方、東証マザーズ指数は堅調で2日続伸。

 前後場とも個別物色の色彩が強まり、三菱商事<8058>(東1)は何度か軟化しながらもゴールドマン・サックス証券による目標株価の引き上げなどが好感されて続伸し、ニトリホールディングス<9843>(東1)は昨日発表の第2四半期決算を好感して前後場とも強い。東芝<6502>(東1)は正午前に業績予想の増額を発表し年初来の高値。フライトホールディングス<3753>(東2)はフィンテック(金融IT)関連株物色の再燃とされて反発。MRT<6034>(東マ)は政策面での高度医療や遠隔医療の拡充に期待が強く出直り拡大。農業総合研究所<3541>(東マ)は高決算への期待再燃とされて出直り拡大。エスプール<2471>(JQS)は11月決算の見通し増額などが好感されて急伸。

 上場2日目のシルバーエッグ・テクノロジー<3961>(東マ・売買単位100株)は9時49分に公開価格900円の2.9倍の2622円で売買が成立し、上場2日目に初値がつき、前場3125円まで上げて大引けは3125円。

 同じく上場2日目のチェンジ<3962>(東マ・売買単位100株)も9時15分に公開価格1200円の2.5倍の2999円で初値がつき、前場3325円まで上げて大引けは3080円。

 東証1部の出来高概算は16億4382万株、売買代金は1兆8211億円。1部上場1977銘柄のうち、値上がり銘柄数は556銘柄、値下がり銘柄数は1223銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は、水産・農林、ゴム製品、食料品の3業種のみだった。

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