ファンデリーが急反発、第1四半期の営業利益黒字化など好感されストップ高、「日々公表銘柄」解除も効く

■国産食材による「旬をすぐに」販売店舗数が拡大し損益改善進む

 ファンデリー<3137>(東証グロース)は8月1日、急反発となり、ストップ高の513円(80円高)まで上げて急激に出直っている。前取引日に発表した第1四半期(2025年4~6月)決算で営業利益が黒字化し、純利益は損失が残ったが損失額は6分の1に大きく改善、注目再燃となった。また、東証は7月31日夕方、同社株式について1日売買分から「日々公表銘柄」の解除を発表したため、値動きが軽くなるとみられている。

 第1四半期(2025年4~6月)決算は、売上高が前年同期比6.5%増加して6億22百万円となり、営業利益は4百万円で前年同期の48百万円の損失から黒字に転換した。主軸の生活習慣病対策を盛り込んだ宅配食が高齢化などの潮流を受けて堅調に推移し、国産食材による「旬をすぐに」はライフスタイルの多様化などにともなう需要拡大に加え、継続的に取扱店の拡大に努めたことで着実に損益改善が進んだ。四半期純利益は10百万円の損失だったが、前年同期の60百万円から6分の1に改善した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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