
■自社株買いは買付予算(取得総額)満額到達に資金を追加する形で2度目の増額に
キヤノン<7751>(東証プライム)は8月1日、午前10時半にかけて4389円(89円高)まで上げ、次第に強含みながら5日続伸基調となっている。7月24日に発表した第2四半期決算では通期業績予想を下方修正したが、29日には「資金追加型」と受け止められる自社株買いを発表、以後、連日出直っている。直近は円相場が1ドル150円台に入ったことも好感されている。
7月29日に発表した自社株買いは3200万(株発行済み株式総数の3.5%)、取得総額1000億円を上限とし、取得期間は2025年7月30日から26年1月30日までの予定。ただ、同社は2025年に入り、2月3日から26年1月30日までの自社株買いを発表し、買付予算(取得総額)が満額に達したため続いて3月14日から26年1月30日までの自社株買いを発表した。今回の発表も同様の「資金追加型」と受け止められるもので、積極的な自社株買いに注目が集まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)