ホンダがトルコに新工場建設へ、二輪車需要拡大受け生産強化、生産能力は最大20万台

■2026年稼働予定、生産能力は最大20万台規模

 ホンダ<7267>(東証プライム)のトルコ現地法人ホンダ・トゥルキエ・エー・エス(HTR)は8月1日、トルコにおける二輪車の販売拡大を目的に、新工場の建設を決定したと発表した。建設地はイズミル県アリアーの工業団地で、2026年半ばの稼働を予定している。初年度の生産能力は年間10万台とし、需要の推移に応じて最終的には20万台まで増強する方針である。

 トルコでは商用用途および個人の移動手段としての二輪車需要が急増しており、Hondaの二輪車販売は2024年に過去最高の16.2万台を記録した。この市場拡大に対応する形で、同社は現地生産体制の強化に踏み切った。新工場への投資額は約2000万米ドル、雇用は約300名を見込んでいる。

 HTRは今後も質の高い製品を現地で生産し、価格競争力のある二輪車の提供を通じてトルコ市場への貢献を目指す。同社は1992年に設立され、現在はHonda Motor Europe Ltd.が全額出資している。従業員数は2025年7月時点で約160名である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る