アサヒグループHD、Diageo社の東アフリカ事業の株式取得、EABL株65%を間接保有へ
- 2025/12/18 07:36
- IR企業情報

■取得価格はDKL約3652億円、UDVK約1002億円、2026年下半期クロージング見込む
アサヒグループホールディングス<2502>(東証プライム)は12月17日、Diageo社の子会社が保有するDiageo Kenya Limited(DKL)株式100%と、UDV(Kenya)Limited(UDVK)株式53.68%の取得を決め、株式売買契約を締結した。DKLが保有するEast African Breweries PLC(EABL)株式65%を間接取得し、対象事業をケニア・ウガンダ・タンザニアのビール・スピリッツ・RTD事業の基盤とする。
人口増と経済拡大が見込まれる東アフリカで強固なプラットフォームを獲得し、中長期成長の礎とする。対象事業は「Senator」「Tusker」「Serengeti」などのビールや、「Chrome」「Kenya Cane」などのスピリッツを展開する。EABLは「Guinness」「Johnnie Walker」「Smirnoff Ice」などの長期ライセンス供与を受ける予定だ。
取得価格はDKLが2,354百万ドル(約3,652億円)、UDVKが646百万ドル(約1,002億円、1ドル=155.12円)。両契約は相互に条件付けられ、ケニア競争当局などの承認取得後、2026年下半期のクロージングを見込む。EABLは各国取引所で上場維持の方針で、公開買付け義務の適用除外を資本市場当局へ申請予定とした。資金は借入または手元資金を充当し、新株発行は予定しない。2025年12月期業績への影響はない。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)






















