【チャート診断】ファーストリテイリングは年末高の可能性、日経平均寄与は昔ソニ、今ユニクロ

ファーストリテイリング 9983 ユニクロ

ファーストテイリング<9983>(東1・売買単位100株)は多くの銘柄が8月ボトムだったのに対し2カ月遅れて10月に底打ちして出直っている。日経平均に対し、「昔ソニー、今ユニクロ」だけに年末高に向け上値を伸ばす可能性がありそうだ。 <株価の歩みと現在位置> 中期の足取りでは、14年3月の3万0950円から15年7月の6万1970円まで1年4カ月でちょうど2倍の値上りとなったあと調整入り。値上りの大きかったことから反動も長引き、多くの銘柄が8月底打ちだったのに対し同社は約2カ月遅れて10月14日に4万1650円で底打ちした。14年から15年までの上げ幅に対しほぼ3分の2押しだった。 足元では日足・25週線を上回って推移しているが、週足・26週線抜けには至っていない。直近4万8500円前後は高値に対し7.8合目水準である。 <マーケットの視点> 日経平均採用の有力銘柄で日経平均に対する比較出遅れ感がある。即ち、日経平均は中国ショック前水準を奪回しているのに対し同社株は直前水準の6万円程度に対し出遅れている。 一方、業績は15年8月期の33.4%営業増益に続いて16年8月期も21.6%増益の見通し。1株利益1128.0円、配当は連続増配して年370円の見通し。海外で中国市場は好調だが、米国市場で計画通りに行っていない点を気にする向きもあるがトータルでは業績好調が続いている。 <株価の方向と短期&中期判断> 短期的には戻り相場の見込める展開だろう。とくに、日経平均への波及効果が大きいことからファンドなどのプロが日経平均の陽動として手掛けてくる可能性がある。日銀の量的金融緩和、あるいは補正予算などの景気対策で日経平均が2万円乗せから一段高の期待が強まれば同社株の出番だろう。 中期的には、好採算の冬物衣料が好調ということになれば2月中間決算の数字への期待で7月高値を更新する可能性も膨らんでくるだろう。 短期、中期とも底打ちから出直り局面の4万8000円どころは注目だろう。

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