日経平均は729円高、大幅反発し2日ぶりに最高値を更新、トランプ・プーチン首脳会談に期待高まる

東京証券取引所

◆日経平均は4万3378円31銭(729円05銭高)、TOPIXは3107.68ポイント(49.73ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は21億6544万株

 8月15日(金)後場の東京株式市場は、円安がジリジリ進んだことや、米国15日に開催されるトランプ・プーチン首脳会談でウクライナ停戦にとどまらず経済協力や軍縮にかかわる協議が行われる可能性が言われ、世界経済の活発化などに期待が強まり、日経平均は一段ジリ高となり2日ぶりに最高値を更新した。日本郵船<9101>(東証プライム)が一段と強含んで高値引けとなり、日本製鉄<5401>(東証プライム)、三菱マテリアル<5711>(東証プライム)、INPEX<1605>(東証プライム)なども一段と上げ、日本取引所G<8697>(東証プライム)も一段ジリ高となって高値引け。みずほFG<8411>(東証プライム)なども一段高。半導体関連株もレーザーテック<6920>(東証プライム)が一段ジリ高など総じて堅調。TOPIXも2日ぶりに最高値を更新した。

 後場は、トランプ・プーチン首脳会談でウクライナ停戦にとどまらず経済協力や軍縮に関する協議の可能性が言われ、世界的な産業活性化への期待などから三井海洋開発<6269>(東証プライム)やJX金属<5016>(東証プライム)、ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)なども一段と上げ、ソニーグループ<6758>(東証プライム)もほとんど高値引けとなった。京都きもの友禅HD<7615>(東証スタンダード)は四半期決算の黒字化が連日好感され2日連続ストップ高。アトラグループ<6029>(東証スタンダード)は14時の四半期決算など発表を受けて急伸。ファンデリー<3137>(東証グロース)も14時過ぎの株式2分割発表を受け急動意。

 東証プライム市場の出来高概算は21億6544万株(前引けは10億7238万株)、売買代金は5兆6114憶円(同2兆8367億円)。プライム上場1622銘柄のうち、値上がり銘柄数は853(前引けは670)銘柄、値下がり銘柄数は703(同887)銘柄。

 東証33業種別指数は30業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位は、銀行、非鉄金属、保険、電力ガス、その他金融、石油石炭、情報通信、鉱業、証券商品先物、電気機器、その他製品、医薬品、卸売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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