ピーエイ、新潟県と万代テラスPPP事業契約を締結、港湾環境整備計画認定

■バーベキューやサウナ施設など整備、地域交流拠点を形成

 ピーエイ<4766>(東証スタンダード・札証)は8月15日、新潟県より「万代テラス賑わい創出のための公共還元型民間活力導入事業」に関する港湾環境整備計画の認定を受け、事業用定期借地権等設定契約を締結したと発表した。同事業は神戸市・大阪市に続く全国3例目の先進的PPPモデルで、契約期間は令和7年8月15日から令和37年3月31日まで約30年間となる。ピーエイグループは万代テラスを借り受け、地域活性化と賑わい創出を目的とした複合的な取組を推進する。

 事業内容は、バーベキュー施設やサウナ施設、テナント施設、周遊船・遊漁船ポートなどの賑わい施設を新設・運営し、地域住民や観光客が日常的に楽しめる空間を整えることが柱となる。加えて、年間を通じて多様なイベントを開催し、地域交流と継続的な賑わいを生み出す。また、花壇やベンチなどの休憩スペース整備や港湾緑地の適切な維持管理を通じ、快適で美しい公共空間の確保と都市景観の向上に寄与する方針である。こうした取り組みにより、民間の創意工夫を活かした持続可能なまちづくりを目指す。

 今後のスケジュールとして、令和7年11月に工事着工、令和8年4月にプレオープン、令和10年1月にグランドオープンを予定している。同社は新潟県をはじめ、行政機関や地域事業者、関係団体との連携を強化し、「地域に人を集め、賑わいを創り、地域を元気にする」というミッションの実現を進める。業績予想については現在精査中で、修正が必要な場合は確定次第公表する方針を示している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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