
■5年後を目途に51.0%を保有し連結子会社とする見込み
スギHD(スギホールディングス)<7649>(東証プライム)は8月20日の後場、一段と強含む相場になり、13時40分にかけて3925円(118円高)まで上げ、全体相場の一段安(日経平均は800円安)などに逆行高となっている。19日の夕方、株式会社セキ薬品(埼玉県宮代町)の株式取得(持分法適用会社化)について発表し、「ドラッグストア業界における競争優位性を一層高める」(発表資料より)ことなどに期待が強まっている。
発表によると、スギHDは株式譲渡実行日を2025年9月30日(予定)として、セキ薬品の株式を合計5万3459株(持株比率49.0%)取得する。さらに、5年後を目途に、セキ薬品の株主とセキ薬品の株式を追加取得することに合意しており、この追加取得が実行されれば、スギHDの持株比率は51.0%となり、セキ薬品はスギHDの連結子会社となる見込み。
スギHDグループは、関東・中部・関西・北陸信州エリアに2100店舗以上を展開し、関東エリアでは588店舗(25年6月末)を展開している。一方、セキ薬品は、埼玉県を中心に、北関東エリア等にドラッグストア及び調剤薬局を合計300店舗以上展開し、ドミナント展開に注力することで、優位な立地の店舗網、顧客ニーズを把握した高い接客力、地域に根差した高いブランド力を有している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)