KDDI、世界初の衛星データ通信「au Starlink Direct」開始、圏外エリアでも19アプリ利用可能に

■GoogleマップやX、防災アプリなど対応範囲を拡大

 KDDI<9433>(東証プライム)と沖縄セルラー電話<9436>(東証スタンダード)は8月28日、衛星とスマートフォンを直接つなぐ通信サービス「au Starlink Direct」において、世界初となる衛星データ通信の提供開始を発表した。従来のメッセージ送受信機能に加え、対応アプリによるデータ通信が可能となる。対応端末はGoogle Pixel10シリーズおよびGalaxy Z Fold7/Flip7から順次拡大する予定である。これにより、日本国内で空が見える場所なら圏外エリアでも通信環境が整備されることになる。

 今回のサービス開始では、まず19種類のアプリが利用可能となった。地図・ナビゲーションではGoogleマップやauカーナビ、防災・天気ではウェザーニュースや特務機関NERV防災、アウトドア分野ではYAMAPやヤマレコなど幅広いジャンルが対象となる。さらにSNSのXやニュースアプリのスマートニュース、NewsPicks、安心サービスとして「家族の安心ナビ」やGoogle Find Hub」なども含まれる。アプリ開発者向けサポートサイトも開設予定で、今後対応アプリの拡大が期待される。

 また、他社回線利用者向けには専用プラン(月額1,650円)を新設し、9月1日から3カ月間無料で提供する。auの人口カバー率は99.9%を超える一方、日本特有の地形により面積カバー率は約60%にとどまる。今回の取り組みにより、山間部や離島を含む残り約40%の地域でも通信が可能となり、災害時や緊急時の情報伝達や日常生活における利便性向上が見込まれる。KDDIは「空が見えれば、どこでもつながる」という体験の提供を引き続き強化していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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