【木村隆の相場展望】海外投資家の買いが膨らむ、勢いを付け高値挑戦の場面も

マーケット 株式市場

(2月9日~13日)

日経平均が微妙な水準に達した。2月6日のNY市場は、ダウが69ドル安の1万7824ドルと下落した。しかし、6日のNY為替市場では円が一時119円23銭まで下落し、1月12日以来の円安・ドル高となり、日経平均先物は1万7810円と小幅続伸した。

高値は1万7920円まで買われ、12月5日の高値1万8110円を射程圏内に捉える動きとなった。立ち位置は高値まで後一息となってきた。

海外投資家の先物買いがが継続、需給の良さが目立っている。1月26日から1月30日の間の買い越し額は5607億円の買い越しとなっている。1月第3週の1932億円の買い越しから大きく増えている。短期筋の日本株売りがようやく一巡、本格的な攻勢にかかっている。

その結果、東証の裁定買い残は、1月30日現在で、前週比8743万株株増の17億993株増へ増加している。裁定買い残が増加している間、株価が下げるのは記憶にない、トータルとしては需給の好転が勝り、今週は高値挑戦の場面が見られよう。(株式評論家、元日本証券新聞編集長)

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