エス・サイエンス、ビットコイン投資枠を96億円に拡大、20億円の普通社債発行を決議

■資金調達力向上を背景に、暗号資産取得余力を大幅拡大

 エス・サイエンス<5721>(東証スタンダード)は9月1日、暗号資産(ビットコイン)の投資枠を大幅に拡大すると発表した。同社は5月時点で投資枠を上限5億円としていたが、8月18日に財務パートナーであるLong Corridor Asset Management Limitedとの提携を通じ、第三者割当増資や普通社債発行を実施し、強固な資金基盤を確立した。この結果、資金の裏付けを伴う投資余力が広がり、今後1年間のビットコイン保有計画額を96億円へ引き上げた。同社は変更が生じた際には速やかに開示する方針を示した。

 さらに同日開催の取締役会では、第2回および第3回無担保普通社債(私募債、総額20億円)の発行を決議した。引受先はLong Corridor Alpha Opportunities Master Fundなど3社であり、調達資金は全額をビットコイン購入に充当する。これらの社債は年利0%、繰上償還条項付で柔軟性を持たせており、財務負担を固定化せず資本効率性を高める設計となっている。社債の総額は直前会計年度純資産の30%に相当することから、投資家への重要開示事項として公表された。

 同社は資金調達において国際金融ネットワークを持つパートナーの存在を強調するとともに、事業開発担当室長の発信力を組み合わせたシナジーにより、暗号資産投資事業を中核に据えた成長戦略を推進するとした。ビットコイン保有残高は四半期ごとに時価評価し損益計算書へ反映されるため、業績への影響が大きい場合は速やかに開示する方針である。なお今回の社債発行による2026年3月期業績への影響は軽微と見込まれている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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