IBJ、8月KPI速報値を発表、課金会員数47%増で過去最高
- 2025/9/2 07:48
- IR企業情報

■休会会員への課金導入や支援施策で課金会員急増
IBJ<6071>(東証プライム)は9月1日、結婚相談所事業における2025年8月の主要KPI速報値を発表した。加盟相談所数は4633社と前年同月比で257社増加し、登録会員数は10万1240名と前年同月比+7.7%と拡大した。課金会員数は9万4972名で、前年同月比+47.1%と大幅に増加した。新規入会者数も7031名となり、単月で初めて7000名を突破した。これらの数値は、加盟店向けの立ち上げ支援施策や休会会員への課金導入が寄与した結果とされる。
お見合い件数は9万1564件と前年同月比+21.9%増加し、成婚組数は1641組で同+20.0%となった。特に新規入会者数は前年同月比+47.1%と高水準の伸びを示し、会員基盤の拡大が顕著である。確認ベースでも768組が成婚し、前年から+134組増加した。会員活動の活性化が見られ、プラットフォーム全体での婚活支援効果が強まっている。
一方、結婚相談所の開業件数は上半期軟調に推移したものの、7月・8月はそれぞれ約80件の開業があり、増加基調に転じている。法人開業や地方エリアの強化、アウトバウンド展開の推進が奏功したとみられる。また、加盟金改定による収益性改善も進んでおり、開業件数が例年並みでも利益率の向上が見込まれる。IBJは今後も加盟店支援策を通じて会員獲得力と成婚支援力を高め、婚活市場における存在感を強める方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)