エスクロー・エージェント・ジャパン傘下のサムポローニア、郡山市と連携協定、相続人調査で全国初のAI実証実験

■固定資産税業務の負担軽減を狙い、9月1日から運用開始

 エスクロー・エージェント・ジャパン<6093>(東証プライム)の完全子会社サムポローニアは、福島県郡山市と相続人調査業務の効率化に関する連携協定を8月29日に締結したと発表。これに基づき、郡山市税務部資産税課では9月1日から同社のシステム「AI相続ミツローくん」を活用した全国初の実証実験を開始した。固定資産税賦課業務における相続人調査は属人化や手作業依存が課題となっており、今回の試みは自治体業務の省力化に向けた先進的な取り組みとなる。

 「AI相続ミツローくん」は戸籍謄本をAI-OCRで読み取り、相続関係説明図を自動作成する機能を持ち、法定相続人の判定や相続持分の計算を一気通貫で行うことができる。複数の特許技術に基づいた独自のロジックを備え、複雑な相続案件にも対応可能であり、従来の人手による調査に比べて効率化や人的ミスの削減が期待されている。同システムの特徴は、相続関係の可視化や再計算の省力化など、他社にはないアプローチを実現している点にある。

 今後、実証実験の成果や知見はシステム改良に反映され、全国の自治体に広く展開される予定である。サムポローニアは相続人調査のDXを推進し、高齢社会における行政サービスの持続可能性向上を目指す方針を掲げている。今回の取り組みは、自治体における相続関連業務のデジタル化を進める契機として注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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