アールシーコアの第2四半期は受注好調で増収増益

■第2四半期間の新設戸建て木造持ち家着工戸数は前年比4.2%増に対し、同社の契約棟数は31.0%増と国内統計を上回る回復率

 アールシーコア<7837>(JQS)の第2四半期は、受注好調で増収増益となった。第2四半期間の新設戸建て木造持ち家着工戸数は前年比4.2%増に対し、同社の契約棟数は31.0%増と国内統計を上回る回復率となる。

 16年3月期第2四半期連結業績は、売上高65億52百万円(前年同期比4.4%増)、営業利益4億31百万円(同28.0%増)、経常利益4億13百万円(同21.8%増)、純利益2億84百万円(同37.1%増)であった。

 今期は、中期経営計画達成に向けた「挽回の期」と位置付けている。第2四半期の状況は、集客については、全国展示場への新規来場者数は約3万1000人と前年同期の2万9000人を上回っているように順調である。再来場者数も9%上回った。契約棟数については、通期で1200棟を計画している。上期では490棟となったことから、来場者数の伸びに対してまだ不足と判断している。そのため、営業力の強化が課題としてとらえている。

 今期は、営業人材開発の取組のため、質の向上、量の拡充を施策としている。質の向上のために、4月に専門部署を立ち上げ、資格制度・新研修カリキュラムを作り、実技を中心に採点しランク評価している。
 量の拡充策として、本部一括採用及び販社合同募集した。本部では8名採用した。今期末までには190名体制にする計画。

 第2四半期の業績は順調であったことから、通期連結業績予想は、当初予想を据え置いている。
 配当に関しては、年間45円(第2四半期末22円、期末23円)と2円の増配を予定している。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る