【株式市場】前場の日経平均は517円高、来年度予算への期待などで主力株から急激に買い直される

◆日経平均は4万2456円16銭(517円27銭高)、TOPIXは3073.20ポイント(24.31ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億5871万株

 9月4日(木)前場の東京株式市場は、NY株式市場でS&P500種とNASDAQ総合指数が比較的大幅に反発したことや、日本の来年度予算の概算要求額が過去最高と伝えられたことなどを受け、全般急反発となった。日経平均は一時544円高(4万2482円)まで上げ、前引けも上げ幅500円台を保った。アドバンテスト<6857>(東証プライム)などの半導体関連株が上げ、三菱重<7011>(東証プライム)などの重工株、トヨタ<7203>(東証プライム)などの自動車株などが活況高。フジクラ<5803>(東証プライム)は上場来の高値を更新した。

 ソフトバンクG<9984>(東証プライム)が反発し米国でグーグルの事業分割が回避される見通しとなり好感。日本コンクリート<5269>(東証プライム)や日本ヒューム<5262>(東証プライム)、日本鋳鉄管<5612>(東証スタンダード)などは来年度予算への期待などで急伸。イトーヨーギョー<5287>(東証スタンダード)は第1四半期黒字化もあり一時ストップ高。リファインバースG<7375>(東証グロース)は続伸一段高となり決算説明会の動画公開など連日好感。

 東証プライム市場の出来高概算は9億5871万株、売買代金は2兆988億円。プライム上場1619銘柄のうち、値上がり銘柄数は1120銘柄、値下がり銘柄数は434銘柄。

 東証33業種別指数はゴム製品を除く32業種が値上がりし、非鉄金属、鉄鋼、保険、銀行、建設、電力ガス、海運、輸送用機器、石油石炭、医薬品、精密機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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