イーレックス、系統用蓄電池の第1号案件に投資決定、グリーンエナジー系子会社と契約

■初の系統用蓄電池プロジェクト始動

 イーレックス<9517>(東証プライム)は9月4日、系統用蓄電池の第1号案件となる投資を決定したと発表した。宮崎県串間市において出力2MW、蓄電容量8MWh規模の蓄電所を開発する。再生可能エネルギーの導入拡大と電力需給の安定化を目的に、同社が推進するアグリゲーション事業の一環として取り組むものであり、2026年度第2四半期の運転開始を予定している。

 同プロジェクトでは、太陽光発電などによる日中の余剰電力を蓄電し、需要が高まる時間帯に放電することで需給バランスを調整する。さらに周波数が乱れた際には瞬時に電力を供給・吸収し、系統の安定化を図る。加えて、卸電力市場・需給調整市場・容量市場の3つの市場で充放電を行い、価格変動を活用した収益確保を目指す。同社は20年以上にわたり培った電力トレーディングの知見を活かし、蓄電池運用のノウハウを構築する方針である。

 発注契約は、グリーンエナジー&カンパニー<1436>(東証スタンダード)の100%子会社であるグリーンエナジー・プラスと締結した。計画では、定格出力1,998kW、定格容量8,128kWh、電池方式はリチウムイオン電池(LFP)で、敷地面積は1,887平方メートルとなる。イーレックスは本プロジェクトを通じ、事業収益の拡大とともに、再生可能エネルギー事業の拡充や脱炭素社会への貢献を進めるとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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