明治と神奈川歯科大、R-1乳酸菌ヨーグルトで口腔免疫向上と風邪リスク低減を確認

ビジネス 万年筆 メモ

■β-defensin分泌促進やF.nucleatum減少を観察、歯周病学会で報告

 明治ホールディングス<2269>(東証プライム)傘下の明治は11月4日、神奈川歯科大学との共同研究により、乳酸菌OLL1073R-1株とOLS3059株で発酵したヨーグルトの継続摂取が、口腔内の免疫機能向上や健康維持に寄与する可能性を確認したと発表した。高齢者施設の職員53人を対象とした観察研究で、同ヨーグルトを1年以上継続して摂取した群では、非摂取者に比べ唾液中の抗菌物質β-defensin-2およびβ-defensin-3の分泌量が多く、大腸がんとの関連が報告されるFusobacterium nucleatum ssp. animalisの舌苔中割合が低かった。

 さらに、摂取群では過去1年間の風邪症候群の罹患回数も有意に少なく、ベイジアンネットワークによる因果解析でもヨーグルト摂取が抗菌物質増加と風邪リスク低下に寄与するとの推定が示された。口腔は外界と接する感染防御の最前線であり、口腔環境が全身の健康と密接に関わるとされる。同研究成果は10月17日に第68回秋季日本歯周病学会学術大会で報告された。

 明治と神奈川歯科大学は、同ヨーグルトが従来示されてきた免疫調節作用に加え、口腔環境改善や全身の健康維持にも貢献する可能性があるとして、さらなる研究を進める方針である。今後、呼吸器感染症予防や高齢者の健康管理への応用が期待されるとともに、口腔細菌叢と免疫応答の関連解明にもつながる成果と位置付けられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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