メドレー、電子カルテ「MALL」で医療文書AI作成を開始、医師負担を大幅軽減へ

■退院サマリーで7割超の時間削減、医療現場のDXを加速

 メドレー<4480>(東証プライム)は12月4日、病院・有床診療所向け電子カルテ「MALL」で医療文書作成を支援する新機能「AI文書作成アシスト」のパイロット版提供を開始したと発表した。同機能は「MEDLEY AI CLOUD」の一環として開発され、カルテ内に蓄積された診療情報や検査結果などを基に、ワンクリックで各種医療文書の下書きを自動作成する。医師や看護師、医師事務作業補助者の負担軽減に加え、文書受け取りのために患者が待機する時間短縮にもつながるとしている。

 背景には、診療科や地域での医師偏在に加え、医師の働き方改革で時間外労働の上限規制が導入されるなか、医療文書作成が依然として大きな負担となっている実態がある。MALLではAI活用を進める方針で、今回の機能はAI搭載の第一弾となる。パイロット導入医療機関では、退院サマリーで平均7割以上、退院看護サマリーで最大8割の作成時間短縮効果が見込まれた。対応文書は退院時サマリー、診療情報提供書、主治医意見書、退院看護サマリー、経過要約の5種類で、今後は労災・自賠責関連などにも拡大する。

 メドレーは医療プラットフォーム事業で非臨床領域のAI活用を戦略テーマと位置づけ、病院から診療所、薬局までをつなぐ次世代医療基盤「MEDLEY AI CLOUD」を展開している。MALLは約200施設で導入され、利用継続率98%を維持する電子カルテとして精神科、重症心身障害児施設、透析施設向けにも領域別モデルを提供する。同社は今後、パイロット結果を踏まえ、MALL利用医療機関への本格提供を進め、医療文書作成の効率化と患者体験の向上を図るとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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