JSPは小高く始まり底堅い、自動車用緩衝材など生産しトランプ関税「8月7日に遡って適用」に期待強い

■具体的な引き下げ日時など「官報」に記載と伝えられる

 JSP<7942>(東証プライム)は9月10日、1990円(4円高)で始まり、昨日につけた高値2012円を視野二とらえた水準で底堅い相場となっている。発泡樹脂材による自動車用緩衝材やIT機器などの包装材料などを開発生産し、自動車などを巡る米国の関税について、「赤沢亮正経済財政・再生相は9日の閣議後の記者会見で、米国の日本に対する自動車・自動車部品関税や相互関税の修正について『16日までに正式に発効する見込みである』と述べた」(日経電子版9月9日夜)などと伝えられ、引き続き期待の強さが凝縮されている。

 日本の自動車に関する米国の関税は、合計27.5%から15%に引き下げられることで決着していた。報道によると、「トランプ米政権は9日、日本への自動車関税引き下げなどを盛り込んだ大統領令を連邦官報に掲載した。今後1週間以内に、具体的な引き下げ日時などの詳細を記した文書を別途官報に掲載」し、「8月7日に遡って適用される見通し」になるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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