シリウスビジョンが急騰、丸信・タクトピクセルと業務提携、AIラベル校正「ミカエス」製品化へ

■現場の知見とAIを融合、食品表示の属人化解消を目指す

 シリウスビジョン<6276>(東証スタンダード)は12月12日、丸信およびタクトピクセルと業務提携を発表した。3社は、食品業界のDX推進を目的に、AIラベル校正ツール「mikaesu(ミカエス)」の製品化に向けた共同開発体制を強化する。食品表示法改正やアレルギー表示の厳格化で表示内容が複雑化する一方、現場では熟練者の目視に依存した校正業務が負担となっており、属人化やヒューマンエラーの解消が課題となっていた。

 同提携では、画像検査技術を持つシリウスビジョン、食品表示の実務知見を有する丸信、AI技術開発を担うタクトピクセルの強みを融合する。現在は食品表示.com上で無料公開中のβ版「mikaesu」に、丸信の監修による実務フローを反映し、業務用の有料パッケージ化を目指す。AI校正エンジンにはタクトピクセルの「Koallect(コアレクト)」を採用し、高精度な文字認識と法令照合を実現する。今後はシリウスビジョンが事業主体となり、販売スキームの検討を進め、食品業界の品質向上と業務効率化に貢献する。

■業務提携を材料視し急騰

 株価は急騰し、一時379円まで上昇した。出来高は160万株超と急増し、短期資金の流入が目立つ。直近は300円近辺で下値を固めており、業務提携発表を材料に値幅取りの買いが先行した。信用倍率は161倍と高水準で、需給は買い長だが、踏み上げ期待も株価を押し上げた。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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