25日新規上場のGMOコマースは買い気配のまま上値を追い公開価格1180円の20%高

株式市場 IPO 鐘

■デジタルマーケティング領域における最先端のソリューションを提供

 9月25日に新規上場となったGMOコマース<410A>(東証グロース)は、店舗のCX(カスタマーエクスペリエンス:顧客体験)向上やDX(デジタルトランスフォーメーション:デジタル化による変革)の推進を支援するマーケティングプラットフォームの開発・提供などを行い、公開価格は1180円。買い先行で始まり、取引開始から40分を経過した午前9時40分過ぎの時点では買い気配のまま1416円(公開価格の20%高)。まだ初値はついていない。2025年4月11日付で1株につき666株の株式分割を行った。

 同社では、デジタルマーケティング領域における最新の技術やトレンドを常に把握し、顧客企業に最先端のソリューションを提供することで、顧客企業の競争力強化に貢献することを目指している。主要サービス「GMOマーケティングDX」は、顧客企業のニーズに合わせてLINE公式アカウントやInstagramなど最適なプロダクトを選定し、カスタマイズして提供することで、トレンドに合ったマーケティングによる売上拡大を支援する柔軟性の高いプラットフォームとなっている。デジタルマーケティングツールの導入や運用に不慣れな店舗事業者に対し、フルサポート支援を提供することで市場シェアを確立してきた。

 2025年12月期は、顧客基盤の拡大とともに、AI技術や顧客データを活用した店舗のマーケティングCX向上を実現する「GMOマーケティングコネクト」のリリースなど新たなサービス開発を行い、収益基盤の強化に取り組んでいる。25年12月期の業績予想(個別、会社発表)は、売上高が24億22百万円(前期比22.1%増)、営業利益が5億7百万円(同45.4%増)、当期純利益は3億42百万円(同56.8%増)。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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