
■来年の登録完了目指し、ファンドを通じた投資スキーム導入
FUNDINNO<462A>(東証グロース)は12月24日、流通取引総額(GMV)拡大に向けた成長戦略の一環として、「第二種金融商品取引業」および「投資運用業」の登録準備プロジェクト体制を強化したと発表した。未上場企業への資金供給チャネル多様化と投資機会拡大を目的に、来年の登録完了を目指す。
同社は第一種金融商品取引業者として、未上場企業への直接投資環境を提供し、流通取引総額29,113百万円を取り扱ってきた。今後はファンドを通じた投資スキームを導入し、登録完了後に私募ファンドの組成・運用やファンドレイズを順次実施する方針で、プロが選定・管理するポートフォリオ投資による分散投資の実現を図る。
■成長期待と需給主導で短期資金流入
株価は12月25日、前日終値1073円から買いが先行し、朝方に1165円まで急騰した。前日にかけて年初来安値705円から急反発した流れが続き、成長戦略の具体化を評価する動きが強まった。信用買残は前週比で大幅に増加し、信用倍率は約395倍と需給は過熱気味である。一方、自己資本比率89%超と財務基盤は厚く、PER約23倍水準も成長期待を織り込む段階にある。短期的には値動きの荒さに注意が必要だが、未上場株市場拡大への中長期期待が株価を下支えしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)






















