【株式市場】前場の日経平均は20円安、円高のなか一時310円安から持ち直す、TOPIXは高い

◆日経平均は4万5023円48銭(20円27銭安)、TOPIXは3134.40ポイント(2.83ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億1497万株

 9月30日(火)前場の東京株式市場は、米国の政府債務問題を受けたドル売り・円高などを受けて株価指数の先物が重く、日経平均は午前10時過ぎに一時310円安(4万4733円)まで下押したが、次第に持ち直して前引けは小幅安にとどまった。TOPIXは高い。ホンダ<7267>(東証プライム)などの自動車株や日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株は軟調だった一方、レーザーテック<6920>(東証プライム)やキオクシアHD<285A>(東証プライム)などは高く米サンディスクの活況高など好感。JX金属<5016>(東証プライム)も設備増強など材料視され連日高値を更新。東京海上HD<8766>(東証プライム)なども中盤から堅調。

 サイバー攻撃で一時出荷中断と伝えられたアサヒGHD<2502>(東証プライム)は軟調だったが上場5日目のオリオンビール<409A>(東証プライム)は反発し堅調。上場2日目のソニーFG<8729>(東証プライム)は前引けにかけて下げたが基準値(板中心値段)は上回って推移。コーエーテクモHD<3635>(東証プライム)は5日ぶりに急反発しゲーム3タイトルの日本ゲーム大賞など好感。Speee<4499>(東証スタンダード)も急反発し東証の貸借銘柄への選定など好感。イオレ<2334>(東証グロース)はストップ高となり暗号資産やステーブルコインを利用できるクレジットカード開発・提供を行うシンガポール企業との提携や新会社設立など好感。

 東証プライム市場の出来高概算は9億1497万株、売買代金は2兆1585億円。プライム上場1615銘柄のうち、値上がり銘柄数は525銘柄、値下がり銘柄数は1033銘柄。

 東証33業種別指数は9業種が値上がりし、保険、精密機器、医薬品、その他製品、銀行、電気機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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