【株式市場】前場の日経平均は193円高、首相訪米で新たな経済連携に期待、半導体株や大手商社株など高い

◆日経平均は3万9540円76銭(193円72銭高)、TOPIXは2737.44ポイント(9.12ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億3067万株

 4月9日(火)前場の東京株式市場は、米半導体株指数の続伸や首相訪米による日米間の新たな経済連携への期待などを受け、半導体関連株や大手商社株が一部を除いて値上がりし、信越化学<4063>(東証プライム)は国内に新工場との報道も加わり活況高。三井物産<8031>(東証プライム)は上場来の高値を更新。鉄鋼、自動車、機械株なども堅調となった。金の最高値を受け住友鉱<5713>(東証プライム)も高い。日経平均は149円高で始まり、ほどなく302円23銭高(3万9649円27銭)まで上げ、その後は上げ幅150円から300円で推移し前引けも堅調だった。

 野村マイクロ・サイエンス<6254>(東証プライム)が大きく出直り、首相訪米を受けて韓国・台湾企業を含めた米国での半導体新工場などに期待の見方。さくらインターネット<3778>(東証プライム)も大きく出直りAIの普及拡大政策などに期待の見方。フォーサイド<2330>(東証スタンダード)はクレーンゲームの景品がインバウンドに人気で業績回復強まる期待などで出直り拡大。マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は10月実施の株主優待に優待品を追加など好感され出直り拡大。データセクション<3905>(東証グロース)は4月4日の創業者テレビ出演から連日高となっており期待強い様子。上場2日目のイタミアート<168A>(東証グロース)は一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は7億3067万株、売買代金は1兆9118億円。プライム上場1652銘柄のうち、値上がり銘柄数は926銘柄、値下がり銘柄数は648銘柄。

 東証33業種別指数は20業種が値上がりし、非鉄金属、空運、不動産、卸売り、証券商品先物、化学、輸送用機器、機械、電気機器、鉱業、金属製品、その他金融、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■GHG排出量削減に貢献  東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)グループの…
  2. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  3. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る